バスガイドの職場は「華やか」なイメージを誰もが想像するでしょう。しかし実際は、早朝深夜の不規則な勤務で体力勝負の面もあります。入社後は勉強の日々、初めて乗務の日の事は「緊張」でよく覚えていませんが、帰り際にお客さまからの「ありがとう、楽しかったよ」の言葉だけは、表せないほどの嬉しさと充実感を得たことを覚えています。その時の気持ちを忘れずに、バスガイドがお客さまの「楽しい旅のお供」となるように心掛けています。また、仕事先では、美味しい食べ物や素晴らしい景色、観光地や温泉に行ける役得もあり、旅行が好きな私にとっては正に「天職」と感じています。
バスガイドという職業は、祖母ほどの先輩から未成年の後輩まで幅が広い。そのお陰か、いわば家族に近いものがあり(と感じるのは私だけ?)、遅くに帰り疲れていても、先輩から「お疲れさん!明日は何処にいくの?大丈夫?」と声を掛られることで、癒され元気付けられます。普段は接客マナーや言葉遣いなど厳しい面もあるけど、それも私のための指導。早く私も後輩に「厳しく優しい」頼られる先輩になりたいです。
バスガイドは旅の主役じゃない、お客さまの「楽しい旅のお供」である。自身の立場は弁えつつも、お客さまと一緒に旅行を楽しみ、バスガイドだけが感じる「何か」をいつまでも求めていきたいです。
※個人情報保護の観点から、社員名は仮名となっています。